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10歳上の医者と不倫10年目に突入したNさん。 子供の教育にメドがついたら妻とは別れる、という言葉を 信じ、ずるずるずると、最初の出会いが一昔前のことになっていた。 先日、都内のホテルでお泊まりした時、朝方、ふっと目が覚めた。 うとうとしながら少し顔を起こしてみると、目の前に彼氏がいて、 じっと動かず息をひそめてこちらを見つめてくれている。 「わたしの寝顔 みてたんだ♡!やっぱわたしが好きなんだ!」と、 嬉しくなって、彼の顔に両手を伸ばそうとした。 と、後ろでバタンと洗面所のドアが閉まる音。 パッと後ろを振り返り見ると、そこに彼が立っている。 見慣れたおそろいのパジャマ、見慣れた顔、えっ? でも、なにかが違う。。。 いつも頭にあるべきものがない。 そう、洗面所から出てきた彼の頭は、ハゲだったのだ! 「え〜っ!」 混乱するN 子さんは、枕元の彼氏の方に振り返った。 目をこすってよく見ると、それは、サイドテーブル上の電気湯沸かし器。 そのてっぺんに、ちょこんとカツラがのっていて、眠気まなこには、 まるで人のように見えていたのだった。 君には嘘は付かないと言われ続けてきたN子さん。 頭の上の偽りが原因で、それ以来、会ってないんだとか。 知り合いの編集者(39歳)は、極端なグルメ思想の持ち主だ。 彼女が常日頃口にしていること‥‥それは‥‥‥ 「いまから死ぬまで絶対に不味いモノを口にしたくない」 原理主義の臭いさえ感じさせる極論だが、 この間、あるウンチク好きのオジサマから、こんなことを聞いた。 「中華のあんかけ料理ってさ‥‥ あの西太后の頃に 北京の紫禁城で発明されたんだよね。 紫禁城は広いから、厨房から西太后が飯を食う部屋まで、 小走りでも数分は掛かるわけ‥‥‥‥ だからマイナス10度くらいざらな冬になると、 たいていの料理が、西太后が食べる頃には冷えてしまっている。 西太后は、極端な女だったから、虫の居所が悪いと、 食事が冷えていることに怒って、 作った料理人の首をチョン斬ったりしたらしい。 それで、殺される恐怖に悩んだ或る料理人が、 料理の温度が熱々に保たれる”あんかけ”を 発明したらしいんだって‥‥」 あんかけの発明の母は、死の恐怖だったというわけだ。 西太后!怖いけど!えらいっ! それも女の生きる道よね。って、ほんと? # by iwanami-cliche | 2004-09-25 19:19 OLを辞めて住みはじめたニューヨークで、 初めてできた現地の友人が、 実はレズの消防士だったというNさん。 そうとは知らずに何度か互いの部屋を行き来するうち、 或る晩、肉体関係を迫られた。 まだ未熟な英語で 「自分には、そんな趣味がありません!」と言おうとした彼女。 思わず口をついて出たフレーズが‥‥‥ ‥‥‥I don't have a such kind of HOBBY!‥‥‥ ホビーを直訳すれば趣味だけど‥‥‥ これも女の生きる道‥‥‥‥
リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』を 10年ぶりくらいで読み返しているというFさん。 42才になるマーケティング・ウーマンだ。 「仕事にも人生にも、もっと科学的思考が必要だと思うのよね」 が、最近の口癖である。 そんなFさんと目黒の住宅街を歩いている時、 突然、お葬式に出くわした。 ふと、かすかに様子の違うFさんの手の先に目がいった。 ‥‥‥親指がしっかり隠されている!‥‥‥ Fさん!科学的思考はどこにいったのよ? これも女の生きる道‥‥‥
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